アルハンブラが
服に引っ掛かる
1. 「お気に入りなのに、着けられない...」
せっかく手に入れた憧れのヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)。 しかし、数年前に購入された「アルハンブラのブレスレット」が、お気に入りのニットやレースのカーテンに引っ掛かってしまうというご相談をいただきました。
2. 「ヴァンクリ直営店へ修理に出しても...」
じつは、購入した銀座の直営店に相談し一度修理に出されています。しかし、修理完了で手元に戻ってきても変わらず引っ掛かってしまう状況。
「もう、こういうものだとあきらめるしか...」
そう思いながらも、新調したカーテンに引っ掛かるストレスに耐えかね、ダメ元でイージュエリーにご相談くださいました。
3. 徹底診断:原因は「肉眼で見えないほどの微細な溝」
商品をお預かりし、2004年から御徒町で培ってきた経験と繋がりを活かし、難しい作業や修理をする際に依頼する、高度な技術を持つ工房へ持ち込みました。
原因は、製造時のキャスト(鋳造)不良による「バリ」。 肉眼ではわかりませんが、拡大してみると爪の端がえぐれて溝のような形でバリになっている(矢印箇所)ので、ニットやカーテンの繊維が引っ掛かってしまうのです。
直営店ではおそらく「表面を磨く(研磨)」対応をしたと推測されますが、これでは「バリ」が残ったまま。
4. 【難しい修理】白蝶貝が割れるリスク
この修理の難しさは、「天然の白蝶貝(マザーオブパール)」が割れやすいことにあります。
バリを取るには、レーザーで溝を埋める必要がありますが、そのままでは貝に当たって痛めてしまう可能性も。
綺麗に仕上げる理想的な修理工程は
・白蝶貝を一旦外す
・レーザーで溝を埋め、バリを取って再仕上げを行う
・白蝶貝を再びセッティングする
しかし、白蝶貝を外す際に割れてしまうリスクがゼロではありません。もし割れた場合、全く同じ個体(ヴァンクリ純正)は用意できないため、代替の白蝶貝を使用することになります。
5. 施工料金お見積り
・問題なく白蝶貝を取り外し出来た場合:工賃15,000円
・白蝶貝が割れてしまった場合:代替の白蝶貝(時価)プラス工賃15,000円
お客様にはこのリスクを丁寧にご説明したところ、 「このままでは着けられないので、リスクを承知でお願いします」 と、正式にご依頼をいただき作業開始。
6. 修理完了、施工費用
熟練の職人が慎重に白蝶貝を取り外し、ダメージを与えることなく修理を完了させることができました。
バリを完全に取り去って、指で撫でても全く引っ掛かりを感じない、滑らかな曲線が蘇りました。
・確定工賃:15,000円
・納期:約3週間
7. お客様の声
後日、お客様から嬉しいお声をいただきました。
「やっとノンストレスでブレスレットを楽しめています。直営店でも直らなかったのに、イージュエリーさんにお願いして本当に良かったです。」
8. 世界中のアルハンブラユーザーは?
Webで検索すると、国内外を問わず「アルハンブラが引っ掛かる」同様の事例が多く見られました。
・「お気に入りのカシミアニットの袖口が、ブレスレットのせいでボロボロに毛羽立ってしまった」
・「ストッキングやタイツを履くときに触れてしまい、一瞬で伝線してしまった(特にパーティー前の絶望感)」
・「レースのカーテンや、繊細なショールに引っかかって、糸が引き出されてしまった」
9.ネックレスのアルハンブラでも...
・「ふとした拍子に髪の毛がモチーフの縁に挟まり、抜けるほど引っかかる」
・「高価なジュエリーなのに、怖くて普段使いできない」
10.直営店での「再発」や「解決しない」ケース
海外の掲示板(Redditなど)口コミでも、直営店に持ち込んだ後の不満が見られました。
・「直営店に相談して調整してもらったが、数日後にはまた引っかかるようになった」
・「『繊細な作りなので仕形がない』と言われてしまい、根本的な解決に至らなかった」
ユーザーの間では「爪の浮き」が原因と思われがちで、多くの方が『仕方のないこと』と諦めてしまっていますが、今回の事例のような「触っても気付かない極小のバリ(キャスト不良による微細な溝)」が原因のケースも多いようです。
「直営店でも直らなかったから修理は無理かも」
「どこに出しても直らない」
諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。


